薬剤リスト、併用禁忌・注意薬リスト

カプシド阻害剤

シュンレンカ®

シュンレンカ®錠
商品名 シュンレンカ®
一般名 レナカパビル
略名 LEN
剤形 淡褐色のフィルムコーティング錠
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記号 表:GSI 裏:62L
規格(含量) 300mg/錠
保管方法 室温
服薬方法 投与1日目及び2日目に1回2錠、8日目に1回1錠
食事に関係なく服用できます。
主な副作用 悪心(3%以上)
副作用の発生頻度は海外臨床試験の成績を参考にしています。
注意事項 以下のいずれも満たす場合のみ使用できます。
  • 過去の治療において、本剤を含まない既存の抗HIV療法による適切な治療を行ってもウイルス学的抑制が得られない。
  • 薬剤耐性検査を実施し、本剤を含まない複数の抗HIV薬に耐性を示す。
本剤はシュンレンカ®皮下注の投与に先立つ経口導入としてのみ使用できます。
他の抗HIV薬と併用して使用します。
薬価
2025年4月現在
300mg 94,814.20
1-8日目分の5錠処方の場合、474,071 円
併用禁忌 ①本剤の効果(血中濃度)が低下する可能性がある
  • アパルタミド(アーリーダ)
  • エンザルタミド(イクスタンジ)
  • カルバマゼピン(テグレトール)
  • セイヨウオトギリソウ(St.John'sWort,セント・ジョーンズ・ワート)含有食品
  • フェニトイン(アレビアチン、ヒダントール)
  • フェニトイン・フェノバルビタール(ヒダントールD/E/F、複合アレビアチン)
  • ホスフェニトイン(ホストイン)
  • ミトタン(オペプリム)
  • リファンピシン(リファジン)
④併用薬の副作用が出現(血中濃度が上昇)する可能性がある
  • エルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン(クリアミン配合錠)
  • メチルエルゴメトリンマレイン酸塩(パルタンM)
  • ロミタピドメシル酸塩(ジャクスタピッド)
併用注意 ①本剤の効果(血中濃度)が低下する可能性がある
  • エファビレンツ(ストックリン)
  • デキサメタゾン(デカドロン)
  • ネビラピン(ビラミューン)
  • フェノバルビタール(フェノバール)
  • リファブチン(ミコブティン)
②本剤の副作用が出現(血中濃度が上昇)する可能性がある
  • アタザナビル/リトナビル(レイアタッツ/ノービア)
④併用薬の副作用が出現(血中濃度が上昇)する可能性がある
  • エドキサバン(リクシアナ)
  • キニジン硫酸塩水和物
  • コルチゾン
  • ジゴキシン(ジゴシン)
  • シルデナフィルクエン酸塩(バイアグラ)
  • シルデナフィルクエン酸塩(レバチオ)
  • シンバスタチン(リポバス)
  • タダラフィル(アドシルカ)
  • タダラフィル(シアリス、ザルティア)
  • ダビガトランエテキシラート(プラザキサ)
  • デキサメタゾン(デカドロン)
  • トリアゾラム(ハルシオン)
  • バルデナフィル塩酸塩水和物(レビトラ)
  • ヒドロコルチゾン(コートリル)
  • ミダゾラム経口
  • リバーロキサバン(イグザレルト)

世界で最初のAIDS患者さんが1981年に報告され、1987年に最初の抗HIV薬AZTが誕生し、現在までに20種類以上の薬剤が国内で承認されています。1996年以降、複数の抗HIV薬を組み合わせる多剤併用療法(ART)により長期生存が可能となり、治療を受けながら仕事や学業などの生活を送る人が世界中で増えています。長期にわたり良い体調を維持するためには、自己管理がとても大切です。

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